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まもりサイド。


「今の奴等には、一つ足りねえモンがあるな」

ヒル魔は秋大会を控えたある日、ノートPCに映る部員達の基礎データを眺めていた。
地獄の夏合宿「デス・マーチ」を乗り越え、新たな万能プレイヤー・瀧を加えたチームに、まだ足りないモノ。

-それは、「男の本能の部分」、つまり、闘争心や野生的本能。

栗田、小結、セナ、モン太、雪光、瀧、ハァハァ三兄弟…多かれ少なかれ、皆ヘナヘナしたチェリー・ボーイばかり。

「ケケケ、仕方ねえ、ファッキンマネ達に協力してもらうか」

ヒル魔は、部員達が練習中に飲むドリンクに、白い粉末を混入しはじめた。
そのシルエットは、まさに悪魔(デビル)のように奇怪な笑みを浮かべている…。


練習後のアメフト部室は、むっとくる匂いで充満していた。

「わー、汗くさーい。着替えはこっちに出してくださーい」

自称チアリーダーの瀧鈴音は、てきぱきと泥だらけのユニフォームをカゴで回収してまわる。
着替え中の男達も、女がいることを全く気にしていない。なんでもないように脱ぎ捨てていく。
さすがに下着を着替えるのは、女性陣が退散してからというルールがあった。
しかし普段はパンツ姿を見られても気にしないし、女性陣も気にしないのだが、その日ばかりは違っていた。
もぞもぞと周囲を気にしながら、奇妙なメガネをした戸叶が囁く。

「…おい、十文字、なんかオレ、ずっと勃ちっぱなしなんだけど…」
「…オレもだ」

気がつけば、黒木はもちろん、栗田や小結、セナやモン太まで、恥ずかしそうに前かがみになって、股間の膨らみを隠そうとしている。
恥ずかしそうに前を手で隠せば隠すほど、ペニスの先端を下着が刺激し、汗と興奮が体温を上げていく。

そんな雰囲気を本能が察知したのか、鈴音も自分がじっとりと汗をかいているのに気がついた。
運動後の汗ばんだ空気、部員達が放つ男性フェロモンを知らぬ間に感じ取っていたせいであろうか。
そんな様子を見てヒル魔はニヤリと不適に笑み、一人だけさっさと着替えを終えて出て行ってしまった。

「まも姉、何してるんだろ?もう一人じゃ追いつかないよ」

あっという間にカゴが汗くさいユニフォームでいっぱいになる。これを洗濯機まで運ばなければいけない。
本来のマネージャーである姉崎まもりは、なぜか部室にいなかったのだが…。

この時ばかりは、男達は安堵した。
鈴女のような貧乳つるぺたの子供ならばともかく、女っぽく色気のある姉崎なんかが入ってきたら…。

「ガマンできなくなったりして…」

そんな会話を冗談で交わしていると、危機的状況が訪れたから、現実は油断できない。
ガラッと奥の扉が開き、なんとチアリーダー姿のまもりが現れたのだ。部室にざわめきが走った。

「まも姉!」
「ハァッー!?」
「ウォッ…姉崎…マジかよ?」
「まもり姉ちゃん…!」
「え…?あれ…?」

下着姿の男性陣ばかりの状況に、まもりは驚きの色を隠せない。
短かすぎるミニスカートから伸びた両足は、かもしかのようにすらりと悩ましい。
両手にピンクのポンポンを持ち、少ない布地に女性的なふくよかな胸を包み、くびれたウェストとたて長のへそを露出した、セクシーなチア姿のまもり。
部員達の自制心ラインはもろくも崩壊し、ボンッとリミットを超えた爆発音がした。

「まも姉!どうしたの?」
「あれっ?チアの応援手伝うから着替えてこいって、ヒル魔くんから聞いていて…」

なんのこと?と首をひねる鈴女を見て、まもりはヒル魔にハメられたことに気がついた。

(もう〜!ゆるさない!)

美眉を吊り上げて怒るまもりだったが、尋常ならざる雰囲気を感じ、辺りを見回した。
男子部員達が、幼なじみのセナまでが、こちらを凝視している。
それはまもりの知らなかった、雄の獣の眼だった。


「うほっ たまんねー」
「エロい格好だなー」
「今日はなんの祭りなんだ…ヘッヘッヘ」
「まもりさん、スケベっす…」
「まもり姉ちゃん…ダメだよ…そんな格好しちゃ…」

そのあからさまにセクハラな視線を感じ、まもりの顔はかあーっと赤くなっていく。
へそ出しの露出したおなかや、悩ましいへその穴、むき出しの細腕、見えそうなショーツを慌てて隠すが、その白い柔肌は隠し通せるものではない。
もはや男子部員達は、勃起したペニスの三角シルエットを隠すこともせず、堂々と接近してくる。眼は正気を失い、野獣の顔をしていた。

「みんな…冗談でしょ…やめてよ…」

冷や汗がまもりの背筋をつたう。誰か助けになる人を探すが、鈴音はなんと栗田に押さえ付けられていた。

(皆、おかしい…栗田くんまで…)
ムンムンとしたオトコ達の性欲を肌身に感じながら、流されまいと気を引き締めているまもりに、不意うちが襲いかかった。

「きゃっ!」

男子部員が後ろに回り込んでいて、尻をさすってきたのだ。
美しいカーブを描いた、ふっくらとしたすべすべの尻を、上下にさすっている。

「ひっ…小結くん…やめよう?もう家に帰ろうよ。ね?」

ヒル魔特製の強壮剤に正常心を失った部員達には、普段はとても逆らえなかった、まもりの声も届かない。

「ハアー?こんな格好してきてよー、誘ってんのかよ?」

黒木がチアのユニフォームを引っ張り、パチンと弾いた。まもりの女性らしいふくよかな胸が弾んだ。

「ちょ…ちょっと!うっ…やめなさい…よ…っ!」

じんじんとする刺激にぐっと耐えるも、気がつくと周囲からいろんな手が伸びてきて、まもりの胸を揉みしだき、尻をさすってきた。
丸いゆるやかなカーブを描いた、たわわに熟れた乳房を寄せ上げし、ゆさゆさと揺らしてくる。

(は…恥ずかしい…!そんなに揺らしたら…)

ムンムンとする汗くさい部室の空気にクラクラし、チア服の上から乳首をつままれ、まもりは徐々に平常心を失いつつあった。
前後左右を屈強な男達に囲まれ、もはや逃げ場はない。

(ヒル魔くんのしわざね…!ちょっと見直してたのに…裏切られた…!)

うっすらと涙を浮かべたまもりの失望を意に介せず、部員達は露出したペニスを、ヒップに押しつけてきた。
すべすべの白いショーツを、ガマン汁が玉になった勃起したペニスがなぞり、じっとりと湿らせながら、柔らかい尻肉の感触を楽しんでいく。

「あっ…!そんな…とこ…こすっちゃ…ダメッ…」
「あ〜たまんね。超気持ちいい」

興奮した男共は、まもりの両乳房をさらに激しくゆさゆさと揺らし、、先端をつねってくる。

「はあっ…そんなっ…とこ…つまんじゃ…ああん!」

チア服の上から、ぷっくりと固くなった乳首を転がし、つまんでくる刺激に、まもりははしたない声を上げてしまう。

「誘惑する姉ちゃんがいけないんだ。こんなに濡れてるじゃないか」
「ふあっ…!セナ…!やめなさい…!」」

もぞもぞもと指をショーツの上からなぞり、くちゅくちゅといじられる。
興奮して鼻息を荒らした小結は、一気にショーツをずりさげてきた。
白く丸いお尻が露出し、尻肉がプルンと震えた。

「!やああ…!」

「マネージャー、オレのちんぽもしごいてくれよ」
「こっちはフェラがいいな。従わないと…わかってんだろうな?」
「オレ、入れちゃうぜ」
「待てよ、オレが先だ」
「じゃあオレはアナルでガマンするか」

さまざまな卑猥語がまもりに襲いかかる。
観念したまもりは、恥じらいに頬を紅潮させ、双眸に涙を浮かべながら、仕方なく部員たちのたまらなく勃起したちんぽを粛々としごき始めた。

すずなは、目の前の信じられない光景を凝視するほかはなかった。
あの「まも姉」が全裸の屈強な男達に囲まれ、ペニスを押しつけられ、フェラチオさせられている。
まもりは奴隷のようにぷっくりと張りのあるピンクの唇で男達の醜い亀頭をなぞり、こすり、唾液をたっぷり含んだ舌で舐め上げる。

「うぉ…!姉崎は何やってもうまいな…」
「こっちがお留守になってるぜ、くわえろや」
「あー、うなじがしっとりとしていて、こすりあげると感じるゼ」
「やあっ…!ちゃんと…してあげるから…」

まもりは従順に左右の指先で両脇のペニスをあやしながら、正面にある男根をくわえこんだ。

(ぷちゅっ ちゅぱっ ずぽっ ちゅうううぅ えろえろ ちゅっぷちゅっぷちゅっぷ)

いやらしい唾液の音を喉で鳴らしながら、ハーフ特有のナチュラルな茶髪頭が前後して、ペニスを搾り上げていく。
奉仕を受けている十文字はたまらなくなり、まもりの髪の毛をつかんで動きを止めて、涙を浮かべた美しい花顔の鼻梁に欲望をぶちまける。

「うおー!いくぜ…!」
(どぷっ どぷっ とぷっ とくっ とくっ ちゅうう ちゅぷ…)

搾り出された精液が、まもりの紅潮した顔に、カウパー線液でヌメった唇に、眉-鼻筋のTゾーンに放出され、そして残り液はおでこになすりつけられた。
弾け散ったスペルマはサラサラの茶髪にまでひっかかり、部自慢の「頼れるお姉さん」を汚していく。

「…ひどい…ひどいよヒル魔くん…」

両脇の部員達の疲れマラを指先で刺激しながら、、白濁液を顔に受け止め、唇から白い液体を垂らすまもり。
その姿は受難に耐え祈る聖女のようにたおやかで美しく、そしてたまらなくはしたない、淫らなものだった。


「すずなサイド」に続く

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